5月22日に、ここはどこなんだろうと思った話

 

お仕事を終えて、帰路に着いた。電車に乗って、転居した家まで帰るわけだ。

 

これまでほとんど使ったことのない路線で、

見たこともない車両で、

座ったことのない座席に座り、

眺めたことのない風景を眺めて、帰っている。

 

 

ここはどこなんだろうか。

 

自分の現在地がわからないような、そもそも自分が一体なんであるのかもわからないような、不安定な気持ちで、車輪の音を聞いていた。

 

 

 

 

 

今日は疲れた。

生まれて初めて、早くビールが飲みたいな、と思った。

 

正直、あまりビールが好きではない。苦い。

飲み会の一杯目にはビールを頼むし、注がれればえんえんと 飲めるけど、好んで飲むほどではない。

美味しく飲むとしたら、日本酒に限るのだ。

 

 

が、今日は違った。明確に、ビールが飲みたいと思ったのだ。

 

f:id:tagosaku_D_54:20170523013015j:image

 

果たして、ビールはうまかった。

サッポロ黒ラベルにしたのは、僕が奥田民生のファンだからに他ならない。

 

 

テレビのCMが流れる。 「ここはどこなんだろうね」と、BUMP OF CHICKENが歌っていた。

 

 

ここはどこなんだろうかと、もう一度思う。

 

 

失敗することが怖いんじゃなくて、失敗が怖くて進歩できないこと、何にもできないことが、歯がゆくて悔しくて情けなくてたまらない。

 

 

やるしかないんだから、もう一回、覚悟を決めないといけない。

 

恥も情けなさも、何もかも喰い殺して、最後には俺が勝つんだと思いながら、ビールを飲む。

酷く酔ってるのはきっと、疲れのせいだけではないのだろう。

酒に酔うだけじゃなくて、自分に寄っちゃってるんだから、今夜はどうしようもない。

 

もうしかたない。

やるしかないんだから。