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もののけ姫のあらすじ

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我が名は田吾作!
はるか東の海の街より、およそ2時間ぐらいを費やし、この記事を完成させた!

 


アシタカが言わないとかっこよくないね。

 


ちなみに、「あらすじ」とはいうものの、全然粗くない。むしろ、過剰なまでに詳細である。僕は昔から、あらすじを書くのが苦手なのだ。
詳細に、詳細に書いてしまったから、完全に、完全にネタバレになってしまうので、嫌な人はこの森から去れ!






●あらすじ


昔、まだ日本にたくさんの神々がいた頃のこと。
ヤマトとの争いに敗れた蝦夷の一族は、はるか東(北と東の間、という言及があるから、東北)へと追いやられていた。
主人公アシタカは蝦夷の若者で、いずれは長となるべく教育を施されてきた、寡黙だが正義感の強い、強くて芯のある美少年である。

 


ある日、村を襲ったタタリ神を退治した際、死の呪いを右腕に受けてしまったアシタカ。
呪いを解く鍵を探すため、相棒のアカシシ(大きな鹿)・ヤックルに乗って、西へと旅に出る。
許嫁であるカヤは、生涯純潔を守る近いとして、アシタカに黒曜石の小刀を渡し、去りゆく背中を見送るのであった。
(※描写はされていないが、実際は、差別によって村を追われている)

 

旅の途中に出会った、ジコ坊という僧侶に、シシ神という生と死を司る神がいるという話を聞き、アシタカはシシ神の住む深森へと向かう。

 

 

道中、河原で休息を取ろうとしたアシタカは、河の中で呻き声をあげる二人の男を見つけ、介抱する。
彼らは、タタラ場と呼ばれる地に住む製鉄の民であった。
物資の運搬中、もののけ"山犬"に襲われて、渓谷を落下したものの、一命を取り留めたのである。

 


男たちを介抱しながら、何かの気配を感じて、アシタカは対岸へ目を向ける。
そこには、傷ついた一匹の大きな山犬(モロ)と、二匹の小さな山犬、そして、人間の少女(サン)が居た。
名乗りを上げて、彼女らの出自を尋ねるアシタカであったが、山犬たちは相手にせず、森の中へと消えていく。

 


森の木霊(綺麗な森に住むという、小さな精霊)に案内されながら、
足の骨を折った男(甲六)をヤックルに乗せ、もう一人の男を背負い、アシタカは森を進む。

坂を越えて、水辺にたどり着いた一行。休息を取ろうとしたところ、アシタカの呪われた右腕に激痛が走る。
辺りを見回すと、樹々の間が神々しく輝き、その向こうから、鹿のような影がこちらを見ていた。シシ神である。
この地こそが、シシ神の森だったのだ。


シシ神が去り、腕の激痛が治っても、呪いそのものはまだ癒えていなかった。神妙な面持ちで、再び道を取るアシタカたち。
たどり着いたタタラ場は、エボシ御前と呼ばれる女性が統べる、独立した城のような街であった。
女性も病人(ハンセン病患者である)も、分け隔てなく扱うエボシを、皆は敬愛し、人々は活き活きとした暮らしを送っていた。

 


アシタカはそこで、甲六達を襲った山犬の一族についての話を聞き、昼間見た少女が、「もののけ姫」と呼ばれて蔑まれ、怖れられていることを知る。

 


夜になり、エボシの屋敷へと招かれたアシタカ。
エボシは、石火矢と呼ばれる火砲を用いて、山のもののけ達を制圧し、人間の領地をどんどんと広げていた。

実は、はるか東でアシタカに呪いをかけたタタリ神も、この地でエボシの石火矢に敗れた、ナゴの守という大イノシシだったのだ。
ナゴの守は、死の恐怖の中で発狂し、東へと猛進する中で、様々な恨みや憎しみといった負の念をその身に吸い込み続け、結果、タタリ神へ身を落としたのである。

 


アシタカは、人間の勝手によってもののけの森が奪われ、切り拓かれている現状に憤り、自らの不幸な運命も相まって、複雑な感情を抱えたまま、エボシの屋敷を去る。

 

 

ちょうどその夜、モロを除いた山犬の一族がタタラ場を襲撃し、エボシの命を狙う。
単身突入してきたもののけ姫・サンは、街の屋根を伝ってエボシの元へと走るが、石火矢の前に返り討ちに遭い、大屋根から転げ落ちる。

 

アシタカは、気を失っているサンの危機を救い、サンを連れて街の外へと去っていくが、その際、石火矢に胸を貫かれ、瀕死の重傷を負ってしまう。


意識を取り戻したサンは、憎むべき「人間」であるアシタカにとどめを刺そうとするが、
「生きろ、そなたは美しい」
というアシタカの言葉に動揺し、彼をシシ神の湖へと連れていく。

その夜、湖に寝かされたアシタカの元に現れたシシ神は、彼の傷を癒す。
それを見たサンは、アシタカを生かすことを決め、次第にアシタカに心を開いていくのであった。


アシタカが意識を取り戻した日、シシ神の森へ、大量の猪達が現れた。猪の大長老である乙事主が、人間に最後の戦いを挑むために、各地から猪達を率いてやってきたのである。
乙事主は、一族からタタリ神(ナゴの守)が出たことを哀しみ、アシタカに詫びながらも、
次に会った時には、人間であるアシタカを殺すことになるので、森を去るようにと伝える。


シシ神は、アシタカの傷は癒したが、呪いを解きはしなかった。
呪いと共に苦しんで生きろという、シシ神の啓示であると解し、半ば諦観するアシタカ。
それでもなお、森と人間が共に生きる道はないのかと、思い悩む。

 

一方タタラ場には、唐傘連と呼ばれる集団が、天朝(みかど)の勅命を受けて、シシ神退治に訪れていた。
その頭領こそ、アシタカにシシ神の存在を教えた僧侶、ジコ坊であり、彼はエボシとも旧知の仲であった。

シシ神の首に宿るという不老不死の力を求める朝廷貴族、
もののけを忌み嫌うエボシ、
金と名誉のためにシシ神退治を目指すジコ坊ら唐傘連、
それぞれの思惑が絡まる中で、シシ神退治の日は近づいていく。

 

それから何日も、アシタカは眠ったままであった。
ある夜、目を覚ましたアシタカは、隣で眠るサンを置いて、洞窟の外へ出る。


そこでアシタカは山犬モロと面会し、間も無く最後の決戦が始まるであろうことを教えられる。
アシタカは、サンを解き放つように説得するが、モロはアシタカを一喝する。人間の業の深さ、手前勝手さを嘲笑し、サンの不幸な境遇について語り、じきに呪いによって死ぬであろうアシタカに、この森を去るよう告げるのであった。

 

アシタカはなおも、森と人間が共に生きる道はないかと考え、再び眠りにつく。

 

 

目が覚めた時、サンはすでに洞窟にいなかった。
ヤックルに乗り、森を去ろうとするアシタカを、山犬が案内する。アシタカは山犬に、カヤからもらった黒曜石の小刀を預け、サンに渡してくれと頼むのであった。

 

 

一方サンは、猪の一族に加勢して、人間相手に最後の大決戦をしかけるところであった。
森から聞こえる轟音を訝しく思いつつ、道を進むアシタカ。
ふと目をやると、タタラ場から火の手が上がっているのが見える。エボシや男手が、シシ神退治で留守にしている間を狙って、侍たちが鉄を狙い、攻めてきたのである。

 


この事実をエボシに伝えようと、またそれ以上に、サンの身を案じて、再び森に戻るアシタカ。
森では、そこら中に猪の死骸が転がっており、タタラ場の男たちも、大勢が犠牲となっていた。

 


猪の死骸に挟まれ、身動きが取れなくなっていた山犬を助け、サンの元へ向かうアシタカ。
途中、エボシにタタラ場の状況を告げるが、エボシは意に介さず、シシ神退治の進軍を続けるのであった。

 

 

その頃サンは、手負いの乙事主を連れて、シシ神の湖へと向かっていた。
シシ神の湖へ行けば、傷を癒してもらえるのではないかと考えたのである。

 

そこへ、地走(じばしり)という、ジコ坊が雇った特殊な狩人たちが現われる。
彼らは、猪の生皮を剥ぎ、それを身につけ地べたを走り回る事で、味方を装って獲物に近づくのである。
これを見た乙事主は、死んだ戦士たちが蘇ったのだと興奮し、理性を失い、ついにタタリ神へと身を落として、近くにいたサンをも飲み込んでしまう。

 

 

ようやくサンたちの元へたどり着いたアシタカは、乙事主に飲み込まれたサンの救出を図るが、暴れる乙事主によって、湖まで跳ね飛ばされてしまう。


湖のほとりでは、先日の傷に加えて、すでに寿命で死にかけの状態であったモロが横たわっていて、サンの危機になんとか立ち上がり、乙事主に向かっていく。
サンを救い出したモロは、アシタカにサンをたくして、なおも乙事主の暴走を食い止め続けたが、そこへシシ神が現れて、瀕死の乙事主と、モロの命を吸い取り、二人は息絶える。

 


その様子を隠れて見ていた、シシ神退治の一軍。そこから飛び出したエボシは、新型の石火矢を構えて、シシ神を殺そうと試みる。

妨害を試みるアシタカであったが、新型の石火矢の威力は強く、ついにエボシはシシ神の首を打ち抜き、その首を鉄桶に収めて、ジコ坊たちは逃げ去っていく。
すると、シシ神の体から不気味な液体のようなものが噴出し、液体に触れたものが次々に絶命していく。

 

液体は、津波のように森を覆い、森の木々は枯れ、動物は死に、湖も汚染されていく。
時に液体は、手のような形になり、ジコ坊たちの行く先を遮る。シシ神は、自らの首を探すために、液体を撒き散らしているのである。

 

動揺するエボシ。そこへ、死んだはずのモロの首が飛んできて、エボシの右腕を、石火矢ごと食いちぎってしまう。
山犬は、死してなお首だけになって、復讐を果たすのである。

 


手負いのエボシと、その家来ゴンザに、急いで山を降りるよう指示するアシタカ。
サンは手負いのエボシにとどめを刺そうとするが、仇はすでにモロがとったとして、アシタカはそれを押しとどめる。
アシタカがエボシをかばう様子に、サンは怒るが、そんなサンをアシタカは抱きしめて、なだめるのだった。

 

 

森が死んでしまったと嘆くサンに、首をシシ神に返せば、まだ間に合うかもしれないと言うアシタカ。
タタラ場の人たちに、不気味な液体に触れぬように逃げろと伝えて、首を取り返そうと奔走する。


二人はジコ坊たちを追いかけ、追い詰めて、なんとか首を取り返し、シシ神に向かって掲げる。
首を取り戻したシシ神は、正常なデイダラボッチの姿に戻るが、
そのまま仰向けにひっくり返り、風となって消える。

風に煽られ、吹き飛ばされそうになる中、アシタカは再度サンを抱きしめる。
シシ神だった風は山や森を包み、タタラ場など、人間によって切り拓かれた土地をも、再び緑溢れる大地へと変貌させた。


風を浴びた人々のうち、生きているものの怪我は治り、病人の皮膚なども元に戻る。

 


生い茂る草葉の中で、目を覚ましたアシタカ。胸の中に抱きしめたサンをゆり起し、再び溢れた緑の大地を、二人で眺める。
シシ神が死んでしまったと嘆くサンに、生死そのものであるシシ神は死なないと、アシタカは語るのだった。

 

 

場面が変わり、山犬の背中にまたがるサン。
アシタカは好きだが、人間を許すことはできないとして、森で暮らすことを告げる。
アシタカはそれを了承し、タタラ場に残り、そこで暮らすことを決意する。

 


森とタタラ場、別々の場所で共に生きること、ヤックルに乗って、また必ず会いに来ることを約束して、アシタカはサンと別れるのであった。